不安の正体って何なの?
こんにちは。ワシカイです。
生きていく中でいろいろ悩んだり、不安になったりするよね。
もやもやして前に進めなくなる。
いったい何で不安なんだろう、よくわからない。
でも、とにかく何かしんどい。。
つらいよね。
この不安、解消してほしいし、楽になりたいよね。
わけわからない苦しみ
過去に僕も、原因がよくわからない得も言われぬ不安に日々苦しむようになっていた。
仕事がだんだん辛くなってきて、朝起きれない、動けない、何も手に付かない状態になってしまった。
朝目覚めると、悪い想定や「〇〇しなければならない」が頭の中に瞬時に広がり、胸がぐーっと締め付けられていく感覚。
力を振り絞りながら「体調不良のため、何とか1時間遅れで出社するようにします。ご迷惑をお掛けして申し訳ございません。」と会社に報告。
一瞬の安堵、そこから波のように打ち寄せる罪悪感と焦り。。。
「会社行かなきゃ、迷惑掛かってしまう。でも…、動けない。。」
始めの方は、遅れながらも気合で出社したさ。
ところが日を追うごとに、午前休、全休。。
全休といっても、何も手に付かず、というか何をやったかあまり記憶に残らず、あっという間に日が暮れだし明日が近づくことにビクつく。
特に日曜も夜になると落ち込むようになっていった。
いわゆるサザエさん症候群というやつだろう。
なぜこうなるのか、全っ然わからない。
特に寝起きが一番つらい。
まさにもやもやが頭の中に巨大に膨らんで、仕事に関する悪い想定が矢継ぎ早に思い出される感じ。
そして、気付いたら自分で休職の道を選んでた。
僕は、就職してからちょうど10年、関西を離れて東京で仕事をしていた。
その間転職もしたが、結局この苦しんだ末休職という負のサイクルを3回経験した。
家族にも、特に嫁には多大なストレスと迷惑を掛けた。
それもあり、当時の仕事を一旦バッサリ辞めて、関西に帰ることになった。
いったいなんでこんなに辛いんだろうか
経験から、ただ休めば良くなるってわけでは全然ない。ということだけは確信になっていた。
でも恥ずかしながら、わかっていたのはそれだけだった。
関西に戻ってからはもう色々しがみついた。
心療内科に通ったり、認知行動療法を受けたり、メンタル系の本をたくさん読んだり、メンタルヘルスマネジメント検定を受けたり。
(このへんについては、また、追々紹介していきたい。)
とにかく時間も労力も掛けた。お金もない中で掛けた。
たくさん考えた。
何としても、何とかしたかった。
その結果、自分の中で考え方や物の捉え方に少しずつ変化が見られてきた。
変えようとしていろいろ取り組んだことで徐々に効果が出てきた。
何を変えたかというと、不安に対して避けようとするのではなく向き合うようにしたこと。
不安ってのは、正体が見えていないから不安なんだ。
真っ暗闇の中を丸腰でそろそろ歩くイメージ。
それなら、わからない部分を何とか頑張ってわかるように自分に聞いてみよう。
確かに怖いしパワーも必要なんだけど、目を背けるよりそっちの方が自分が結局楽になれるんじゃないか。
ってことで、
① 不安が自分に広がっていくことを認める、受け入れる。
「ああ、何かしら悪い想定が今どんどん広がってるなぁ、しんどいなぁ。」
② 不安の中身を分解して暴いてみる。
「今自分が困ってること、憂鬱なことって何だっけ?仕事のこと?生活のこと?何個あるんだろ?どれが一番大きいかな?」
③ 思い当たるものが見つけられたら、それに対してもう少し原因とか理由を掘ってみる。
「あ、大きいのは明日の報告会の件か…。(ジャンル:仕事) 何が憂鬱って上位層にまた色々つっこまれてしどろもどろになるんだろうなぁ。。」
④ 落ち着いて対処法を考えて、自分自身に言い聞かせてみる。
(いきなり最初からはちょっとうまくできないかも)
「何か言われてももういいんじゃない?完璧なもの用意しようとしなくていい。怒られてもがっかりされてもちょっとくらいいいや。」
…などなど、プラスな考えをできる限り捻りだしてみてどんどん自分に掛けてあげる。
僕の場合、④まで全部できなかったとしても、何かしらマシになる。
最終的に、正体が見えて自分にとっての対処まで落とし込めたら、それはもう不安ではなくなる。
胸のつっかえや重しが取り除かれて、何と気持ちの軽いことか。
人間、不安が発生するのは仕方がない。
元から備わっているある種の危険信号みたいなものだから、完全に食い止めることなんてできない。
これまで、実態の見えない圧倒的な力の前になす術がない状態に陥るのが通常だったけど、この方法で僕はだんだんと、不安とうまく付き合えるようになってきた気がしてる。
少なくとも、じっと耐えるよりは格段に楽になると思うよ。
要点メッセージ
不安ってのは、正体が見えていないから不安。
何でもやもやしているのか、一つずつ自分に聞いてみよう。
そしたら、ずいぶん楽になるよ。
ここまで読んでくれて、ありがとう。