【体験談】認知行動療法をしばらく受けてきた①
こんにちは。ワシカイです。
今日は、3年前くらいにしばらく通った認知行動療法について、思い返してみようと思う。
需要がないかもしれないけど、つらつらと自分の体験談を書いていく。
その頃は、メンタル折れて東京での仕事を辞めて、関西に戻ってきたとき。
無職でありながら、仕事よりもまずこの精神面を抜本的に何とかしたいと躍起になっていた。
メンタル系の本を読みまくったり、ネットで調べまくったり、そうしている中で認知行動療法に興味を持った。
認知行動療法って??
簡単に言うと、、、
物事をすぐにネガティブに解釈してしまったり、ほぼ条件反射的にマイナス思考に陥ってしまう人に対して、「ちょっと待って、よく考えるとこういう良い風にも考えられるでしょ?」と従来の固定された捉え方を変える訓練を重ねて、考え方や行動も変えていくことで、気持ちを楽にしていきましょうというもの。
気付いたらというか無意識・条件反射的にネガティブ思考を巡らせて、不安を膨らませて、ブレーキが掛かるという自分はまさに恰好のターゲットだと思った。
てなわけで、藁をもすがる思いで受けに行った。
体験談
ここからは、実際自分が経験体験したことを書いていく。
場所は、病院というよりもカウンセリング施設のようなところ。
行ってみると、人はほぼおらず、事前に予約していた先生が受付をしてくれた。
この方が、僕の先生ですか。
男性で、歳は40半ばに見える。
穏やかで優しそうではあるが、どことなく頼りなさそうというか、正直おしゃべりしてもあんまり面白いことは言えない人だろうなぁという第一印象。(えらそうに。)
A先生は若干ぎこちない笑顔で個室に迎え入れてくれた。
まずは、自分の状況を説明。大きく以下2点を伝えた気がする。
・すぐにマイナス思考に陥って、瞬く間に不安が拡がってしまう。それにどう対処していいかわからない。
・他人の反応や評価を過剰に気にしすぎて行動を制限してしまう。人に嫌われたくない、好かれたい。という思いが根元にあるんだと最近自分でわかってきたけど。。。
ふむふむとA先生。
目を細めながら、こちらのがむしゃらな話をじっくり聞いてくれる。
で、ひとしきり聞いてもらった後に、「対人恐怖、社会障害と言われるものに軽く適合していると思われる。」と言われた。
治療の方針としては、従来の認知行動療法(ネガティブ思考をポジティブ思考に変える)ではうまくいかない可能性が高いから、出来事とネガティブ思考との関係性を緩和するように、マインドフルネスを取り入れた比較的新しい認知行動療法をやっていきましょうということになった。
ん?
従来の認知行動療法がいまいち合わなさそうで、マインドフルネス主体の治療がうまくいきそうという根拠がよく理解できないままだったけど、先生の言うことならなんでもやることにした。
初日はここまで。
で、これいったいどのくらいかけてやっていくのか聞いてみると、来院は週1ペースで、早くても6か月はかかるとのこと。
その時は、やっぱり長いなぁと思った。
料金は、1回50分で7000円。
自分にとって人生掛かってるくらい重要なこととはいえ、高ぇ…。
最後にいくまでいくら掛かりそうかはもう計算しなかった。
来院2回目以降は、一週間どうだったっていうお話を聞いてもらい、その後にマインドフルネスを実践していくという形。
他人の評価を気にしたり比較したりという癖に対して、、、
良いも悪いも、優れているも劣っているもない。あるがままをそのまま受け入れて認める。という状態をマインドフルネスで目指していくことになった。
うーん、ちょっと疑心暗鬼。。
ほんとにこれで今の問題が解決するのかな。。
療法名は、MiCBT(マインドフルネス統合認知行動療法) 。
文字通りマインドフルネスと認知行動療法の基盤とを統合させたもので、非現実的な思考や思い込みに対して、修正するというよりも自在に操る技術。
ただ単純に思考の内容を変えるだけでなくて、思考のプロセスなどの心の仕組み自体を変える手助けをする。とのこと。
ごめんなさい、うさんくせぇとだんだん思い始めた自分をダメダメと必死におさえた。
取り組んだマインドフルネスのやり方は、シンプルな呼吸法によるものだった。
鼻から息を吸って肺を通して鼻から出すという空気の流れを意識する。
やり方自体についてはそれほど書くことはない。
でも、教わったポイントはいくつかあった。
・今ここに集中すること。過去や未来をあれこれ考えても仕方ない。続ければだんだんと自分の今の状況や身の丈を受け入れて肯定できるようになる。
・雑念は入ってくるのは仕方ない。それを受け流す、手放せるようになることが大事。
・雑念を手放すのがどうしても難しい場合は、「今鼻呼吸している」と強めに念じて多少強引に戻ってもかまわない。
やってみると難しいけど、やり続けてみよう。
そう思って、しばらくやり続けたのだが。。。
今回は長くなってしまったので、また続きは次回書くことにする。
ここまで読んでくれて、ありがとう。