【体験談】認知行動療法をしばらく受けてきた②
こんにちは。ワシカイです。
前回は、認知行動療法を受けるきっかけや、A先生との治療?の体験を書いた。
記事はこちらから。
keyfa.hatenablog.com
今日はそこからの続き。
マインドフルネスの実践がメインだけど、もちろん50分ずっとそれをやっているわけじゃない。
一週間の出来事や感じたことを掘り起こしながらお話させていき、それを真剣に聞いていただいて、アドバイスももらう。
そうしていると、なんやかんやで時間はすぐに過ぎる。
話を聞いてもらって確かにありがたいのだが、果たしてこれが自分が求めていたものなのだろうか。
いただくアドバイスも何というか概念的なものが多く、腹に落ち切らない。
はるばる時間と労力を掛けて来院して、高いお金を払ってお願いしたいことなのだろうか。
今思うと、相手に対してものすごく特別なものを期待していたんだろう。
気長にやろうという心の余裕があれば、思うことも違ったかもしれないが、もっと何か明確なワークなどを実践して、がっつり前に進みたかった。
日に日に焦る自分と、こんな感じで続けましょうなA先生。
自分の中でどんどん拡がるこのギャップに我慢できなくなって、他の先生の話もお聞きしてみたいという旨を伝えた。
特に驚く様子もなく、A先生は承諾してくれた。
次回以降は、どなたかはわからないが、別の先生に変えていただけるとなった。
来院5回目でついにA先生と別れることになった。
ちなみにマインドフルネス呼吸は今でも気が付いたら、たまーにやっている。
しかし、やるのであれば、もっと真剣に習慣づけないと効果はほぼないと思われる。
従来の認知行動療法(初回)
A先生はどちらかと言うとマインドフルネスに重きを置いていて、それ以外の先生は従来の認知行動療法のやり方とのこと。
ということで、従来の認知行動療法を進めるべく新しい先生を紹介いただいた。
B先生。
細長い眼鏡をかけた如何にもデキる風な見た目だが、柔らかい話し方。
そして、同い年か年下かもしれないくらい若く見える。
少しお話をしながら、僕のいいところを何とか見つけて褒めてくれた後、早速ワークに入った。
まず手始めに実施したのが、”部屋の中のネガティブなものを見つけるワーク”。
とにかく粗捜しは得意というか日常的に体に染みついていたので、いくつか出した。
そしてこのワークの趣旨は、「ネガティブなことを見つけても、やる気やクリエイティブなことは生まれない。
だったらせっかくのその捜す力をネガティブではないところに使っていこう。」ということだった。
ほうほう、いきなりワークに取り組めて、ようやく物事が進んでいるぞという気になった。
そして、
<先生の教え>
・予期している不安や怖れについて、実際に行動してみることでそんな恐れていたことは現実には起きなかったんだという体験を重ねることが大事。
・認知を変えるためには、認知そのものをいきなり変えていくか、枝葉となっている行動から意識的に変えていく方法がある。
おそらく認知そのものをいきなり変えるのは難しいので、ちょっとしんどいかもしれないが行動から変えていく方法が効果的。
そして、回の最後に宿題を出していただいた。
当時僕は就職活動も進めなければいけなかったので、次週までに1社の志望動機を作成することになった。
この目的は、あくまで状況度合いを把握するためのもので、課題ができたかできなかったかは重要ではないとのこと。
そうやって、趣旨や目的も伝えてくださるのは自分にしっくりきた。
この日、先生変えてもらってよかったと心の底から思った。
従来の認知行動療法(2回目以降)
毎回50分の内、まず初めにこの一週間で起こったことを話し、ワークを実践していくというスタイル。
<未来予想図ワーク>
状況に対する悪い予想結果・良い予想結果を挙げ、実際の結果と照らす。
悪く捉えがちな予想が案外当たらないということを実感するのが目的。
(例)
上記のように、確かに実際にやってみると悪い予想の通りにはならないということをいくつか体験できた。
今までは無意識に悪い予想ばかり立てて、当たった時だけ「ほら、やっぱり」ってなっていた。
この経験を通じて、無意識だった部分を捉えよう努力するようになっていった。
今回も長くなってしまった。この体験談は次回で最後にする。
ここまで読んでくれて、ありがとう。