【体験談】認知行動療法をしばらく受けてきた③
こんにちは。ワシカイです。
前回からの続きを書いていく。
体験の続き
B先生になってから、一週間の話をする+ワークを実施するというサイクルがなじんでいった。
ワークもなんでかんでも手広くやるんじゃなくて、習得したものを継続していくことを重点的に。
そして一週間の話しについても、時間が限られているから、ポイントを絞って話したいテーマを多くても2つにするように心がけた。
一週間の話しといっても、不安に思っていることや悩みをこしらえて持っていくのだが、先生はそれに対して的確にアドバイスしてくれる。
「メンタルが弱りやすい人は、歪みの思考が強すぎる。
悪い予想のみ出てきて頭を支配する。→ 行動にブレーキがかかる。 → 実際に悪い予想通りの結果になる。 → 「ほらやっぱり」となる → より一層悪い予想を考える癖が強くなるという悪循環。
悪い予想を知らずのうちに一生懸命作って、その証拠集めをするという悪癖を断ち切るためワークを継続していく必要がある。」
ハッとさせられる。まさにやっちゃってる…。
これを機に、僕は悪い予想が出てくる瞬間を少しずつ意識できるようになっていった。
<失敗体験ワーク>
前回紹介した未来予想図ワークでは、「行動してみたら意外に失敗ばかり発生しないでしょ?良いこともたくさんあったでしょ?」という経験を積むためのものだった。
しかし、これだけだと、失敗が発生した場合への対処にはならない。
あえて失敗をやってみて、それを続けることで過剰な「失敗=恐怖」を薄めていく。
「失敗=恐れ」という刷り込みを「失敗=学び」と反射できるように訓練する。
(例)
このワーク自体は正直自分の中で面倒くさいという気持ちの方が勝ってしまったために、あまり続かなかった。
ただし、ここで収穫できたことは、失敗予想する瞬間を意識できるようになるだけでも気持ちが楽になる。ということだった。
なんというかそれまでは、失敗イメージもしくは不安を勝手に実物以上に大きく膨らませていたけども、実物相応なものとして少し冷静に捉えられるようになっていった。
<先生の教え>
・結果的にマイナスになるかもしれないけど、何もしないよりはいいと思ってブレーキ緩めてやってみよう。
・これまでずっと、失敗やその不安が当たるのが怖くてブレーキもしくは回避してきた。
そのやり方では自分にとって苦しくて行き詰っていることが認識できたなら、やり方を変えていけるはず。
以上、もちろんこれだけではなかったのだけど、ここらへんにしておく。
B先生とは、日程が合わなくなってきてしまい、フェードアウトするように終わりを告げた。
残念な気持ちもあったが、お互い仕方ない。
すがる思いで一番最初に来た時の気持ちから、大分変化していた。
少し余裕が出来たというか、習得したワークや考え方を利用してこれから自分でなんとかできそうと思えるようになっていた。
A先生:5回、B先生:9回。計14回の体験だった。
実際に通ってみて、率直に言うと、行ってよかった。
今では、不安に対する対処がだんだん上手くなってきている。
不安を意識して掴めるようになってきたこと、そして想定や捉え方を変えてみること。
これが出来るようになってきた。
それは、自分の人生において大きな成果だ。
これで認知行動療法の体験談はおしまいにする。
まだ話し足りない部分はあるから、機会があれば書くことにする。
ここまで読んでくれて、ありがとう。